文系心理オタクのテニス奮闘記

心理系とライティングの仕事してます。追求キャラをテニスでも発揮!テニスに関する心理や技術について書いています。Xもやっています!@tennis_essence

グラフがテニス選手としてよりも、記憶に残りたい姿とは・・・・・・?

 

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「心理オタク」と書きながら、あまり心理系の話を書いていませんでした!
今までは、基本的に、自分自身の技術的な「目からウロコ」を書いていたのですが、
本日は、ココロ系で!
 
5年半前のテニス雑誌を整理していると、グラフのインタビュー記事がありました。
今から約7年前、イギリスの雑誌のインタビューで、
「亡くなったとき、どんな人物として、記憶に残りたいですか?」と聞かれたとき、
「子どもと夫を最後まで愛した、幸せな母と妻として」と迷わず答えたそうです。

あのグラフが!!
あのテニス界のレジェンドの、あのグラフが!!

父親から英才教育を受けて育ったグラフは、
現役時代、ほとんど笑うことのなかったロボッのような選手だったそうです。
 
「テニス人生は楽しかったですか?」と聞かれて、
「わかりません」と答えたグラフ。

引退して、初めて、真に自分の手で、自分の望む人生を創っていったのかもしれませんね。
もちろん、前半の人生も十分すばらしいものでしたし、
後半の人生を歩むためにも、前半の人生が必要だったのかもしれません。

今、グラフは、テニスにはまったくタッチせずに、自ら創った財団(紛争地域からドイツにやってきた子どもたちの支援)と、家族のために力を注いでいるそうです。
どっちにしても、すごいな、グラフ。
 名声よりも、周囲の期待よりも、本当に自分のしたいことを今、純粋に追求しているグラフ。
そして、若者へのアドバイスとして、こう締めくくったそうです。

「新しい朝がやってくれば、なりたい自分になれる新しいチャンスも必ずやってくる」